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不登校の定義とは?

2024.12.03

【概要】

本記事では、不登校の定義や不登校と引きこもりの違いについて、客観的データに基づき紹介します。

不登校の定義とは

O-DANより引用

不登校と耳にすると、学校を長期的に休むことや学校を継続的に休んでいるといった、イメージを持つ方は多いでしょう。

文部科学省による不登校の定義は、病気や経済的などの事情が一切ないことを前提とし、年間の欠席日数が30日を超えた状態を指します。

不登校の現状に関しては令和3年の文部科学省実施の調査によると、小中学校における不登校児童は24万4,940人存在しているとしています。(メガホン「不登校の現状」より引用

近年不登校は増加傾向にあり増加している背景には、学校生活に馴染めない・学校生活に関して制限があるため投稿する意欲が湧きにくい・友達関係がうまく行かないなどさまざまです。

さらに新型コロナウイルスの影響により、クラスターや感染を避けるべく学校に行かなくなり、そのまま学校へ行きづらくなる場合もあるようです。

不登校と引きこもりの違い

O-DANより引用

不登校と引きこもりはイコールの意味だと思っている方も多いと思いますが、実は不登校と引きこもりの意味は別です。

引きこもりの定義は厚生労働省によると、さまざまな要因により結果的に社会的参加(就学・就労・家庭外の遊行など)を回避している状態を指します。

その上原則的に6か月以上家庭にのみとどまり続けている状態を表します。

以下では不登校と引きこもりに関しての違いを表でまとめたので、詳しく見ていきましょう。

不登校引きこもり
対象学校に在籍している子どものみ学齢期以外の年齢も含まれる
期間30日間に及び学校を欠席6か月以上
社会参加学校以外の社会参加を行っている場合も含む社会参加を回避している状態

不登校になる予兆

O-DANより引用

不登校になる予兆は、身体における症状・精神における症状の2パターンがあります。

以下では、身体・精神における症状に関して詳しく紹介します。

身体における症状

身体における症状は以下の通りです。

  • 発熱
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 腹痛食欲不振
  • 全身の倦怠感
  • めまいなど

身体には前述の症状が出ることが多いです。

精神における症状

精神における症状は以下の通りです。

  • 不眠
  • 仮眠
  • イライラ
  • 無気力
  • 集中力低下
  • 憂鬱
  • 日曜のよるに気分が悪くなる・悲しくなるなそ

精神には前述の症状が出ることが多いです。

不登校になる原因

文部科学省の統計データや不登校にまつわる体験談を調査すると、不登校になる原因は大きく分けて以下4つの原因があります。

  • 学校生活におけるトラブル
  • 無気力
  • 非行・遊び
  • 家庭環境

以下では、文部科学省データや不登校にまつわる体験談に基づき、詳しく紹介します。

要因① 学校生活におけるトラブル

学校生活におけるトラブルが起因として、不登校になるケースがあります。

学校生活によるトラブルにはいじめ・集団生活が苦痛・教師と相性が良くないなどが挙げられます。

また不登校サポートナビの調査によると社会問題にもなっているいじめが原因で、不登校になる児童は0.5〜2%である一方、友人が原因でトラブルになる児童は、8〜15%と言ったデータがあります。

したがっていじめが原因で不登校になる可能性も否めませんが、学校生活におけるトラブルでは、友人が原因であるといえるでしょう。

要因② 無気力

不登校サポートナビ調査によると、不登校の原因として最も多いのが無気力です。

小中学生は25.9%・高校生は30.1%との児童が、不登校の理由として無気力が挙げられます。

無気力になっている児童に対し、学校へ行くように促したり保健室登校などしても、復学は難しいでしょう。

したがってメリハリがある日常生活を心がけ、外の世界との接触は継続しましょう。

要因③ 非行・遊び

不登校サポートナビ調査によると飛行・遊びが原因で、不登校になる割合は9〜13%を占めています。

非行や遊びに走ってしまう原因として、家庭内の不和により居場所を失い、悪い友人と関わってしまったり。

親が自分に無関心と感じ意識を向けて欲しいと思い、悪い友人と関わってしまったりなど、原因はさまざまです。

前述のような事態を避けるには、子ども自身を認め愛情を示すことが大切です。

要因④ 家庭環境

不登校サポートナビ調査によると両親の離婚やリストラによる生活困窮など、家庭環境の変化によって不登校になる児童は3〜5%程度存在します。

家庭環境の変化は親自身もストレスを感じやすくなり、子ども自身もストレスを感じやがて学校や家族との関わりを避けてしまいます。

したがって、親子で辛い心境を気軽に打ち明けられる環境を用意することが重要です。

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