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【体験談風解説】東京都フリースクール助成制度の使い方|実際の申請手順と注意点

2025.04.10

※この記事は体験談風の解説記事です。実際の体験談ではなく、制度について調べてわかった範囲での解説となります。

子どもが不登校になり、フリースクールを検討し始めた時、「東京都でフリースクールの助成制度がある」という情報を知りました。月額最大2万円の助成が受けられるという制度ですが、実際にどう使えばいいのか、調べた内容をもとに使い方をまとめてみました。

これから申請を考えている保護者の方の参考になればと思います。

まず最初にしたこと:制度の基本を理解する

助成制度の概要を調べる

東京都フリースクール等利用者支援事業について調べてみると、以下のような制度だということがわかりました:

  • 対象:都内在住の不登校の小・中学生の保護者
  • 助成額:月額最大2万円(利用料が2万円未満の場合は利用料と同額)
  • 対象費用:フリースクール等の利用料(入会金や教材費は対象外)
  • 収入制限:なし(すべての家庭が対象)

申請スケジュールの確認

令和7年度の場合、申請受付は5月28日から始まって令和8年2月13日まででした。早めに申請すれば、第1四半期分の支給も9月下旬頃に受けられる可能性があるとのことです。

この情報を知って、「できるだけ早く申請したほうがいいな」と思いました。

ステップ1:対象施設の確認

公式サイトで施設一覧をチェック

まず最初にしたのは、検討しているフリースクールが助成の対象になっているかの確認でした。

東京都の公式サイトに「交付決定対象施設一覧」というPDFがあり、そこで対象施設を確認できます。ここに載っていない施設は助成の対象にならないので、フリースクール選びの前にこの確認は必須だと思いました。

施設見学時の確認ポイント

フリースクールを見学する際に、以下のことを確認するようにしました:

  • 東京都の助成制度の対象施設か
  • 助成申請時に必要な「フリースクール等確認書」の記入に対応してもらえるか
  • 四半期ごとの「通所状況報告」を作成してもらえるか

この辺りの対応をしっかりしてくれる施設を選ぶことが重要だと感じました。

ステップ2:利用者登録

事前登録の重要性

申請受付が始まる前に、東京都の公式サイトで「利用者登録」をしておく必要があります。これをしておかないと、実際の申請時に手続きが進められません。

登録には以下の情報が必要でした:

  • 保護者の氏名、住所
  • 子どもの氏名、学年
  • 連絡先情報

継続利用者の場合

調べてみると、前年度に登録済みの方は新たに利用者登録をする必要がないとのことです。また、前年度にオンライン申請をしていた場合は、住所や氏名などの情報が引き継がれるため、申請が簡単になるようです。

ステップ3:必要書類の準備

保護者が準備する書類

申請に必要な書類を調べてみると、大きく分けて「保護者が準備するもの」と「フリースクールに依頼するもの」に分かれることがわかりました。

保護者が準備するものは主に:

  • 交付申請書(マイページから提出)
  • 住民票などの住所確認書類

フリースクールに依頼する書類

フリースクール側に記入してもらう必要がある書類:

  • フリースクール等確認書
  • 通所状況報告(四半期分)

この「フリースクール等確認書」は、フリースクールに記入を依頼してから2〜3営業日程度かかる場合があるということがわかったので、早めに依頼する必要があると思いました。

ステップ4:実際の申請手続き

オンライン申請を選択

申請方法は「オンライン」と「郵送」が選べますが、公式サイトでは「オンラインが便利」とされているので、オンライン申請を選ぶことにしました。

マイページでの申請

利用者登録後に作成されるマイページから申請書を提出する仕組みになっています。必要事項を入力して、準備した書類をPDFでアップロードする形式のようです。

申請時の注意点

調べた中で特に注意が必要だと思ったポイント:

  1. 申請期限の確認:受付期間を過ぎると申請できない
  2. 書類の不備:不備があると審査が遅れる可能性
  3. フリースクールとの連携:確認書の記入依頼は早めに

ステップ5:交付決定後の手続き

利用開始と報告義務

申請が通って交付決定を受けた後も、やることがあります。

  • 四半期ごとの利用実績報告:実際にフリースクールを利用した分を報告
  • 通所状況報告の提出:フリースクールに作成してもらった報告書を提出

助成金の支給タイミング

調べた情報によると、利用実績を報告した後に助成金が支給される仕組みになっているようです。四半期ごとに支給されるので、年4回に分けて受け取ることになります。

実際の費用負担と計算例

月額利用料別の助成例

制度について調べた中で、具体的な計算例も見つけました:

利用料が月額1万円の場合

  • 助成額:月額1万円(利用料と同額)
  • 自己負担:0円

利用料が月額3万円の場合

  • 助成額:月額2万円(上限額)
  • 自己負担:月額1万円

利用料が月額5万円の場合

  • 助成額:月額2万円(上限額)
  • 自己負担:月額3万円

区市町村の上乗せ助成も確認

調べていると、港区など一部の区市町村では、東京都の助成に加えて独自の上乗せ助成を行っているところもあることがわかりました。

例えば港区の場合:

  • 利用料の2分の1から都助成金を差し引いた額(上限月2万円)を追加助成

お住まいの自治体で独自の制度がないか確認することも大切だと思いました。

申請で困ったときの対処法

問い合わせ先の活用

制度について不明な点がある場合の問い合わせ先:

東京都フリースクール等利用料助成金事務局

  • 電話:03-6800-8763
  • 受付時間:9時〜18時(日曜・祝日除く)

フリースクールからのサポート

多くのフリースクールは、この助成制度の申請に慣れているようです。書類の記入方法や手続きについて、フリースクールのスタッフに相談するのも良い方法だと思いました。

申請前に知っておきたい注意点

対象外となる費用

助成の対象になるのは「利用料」のみで、以下は対象外です:

  • 入会金
  • 施設維持費
  • 教材費
  • その他の諸費用

年度途中からの利用

年度途中からフリースクールを利用し始めた場合でも、申請受付期間内であれば申請可能です。ただし、助成は実際に利用した期間分のみが対象になります。

複数施設の利用

複数のフリースクール等を利用している場合、それぞれが対象施設であれば、合計で月額最大2万円まで助成を受けることができるようです。

継続申請について

2年目以降の申請

前年度に交付決定を受けた場合、2年目以降は「継続申請」という形で手続きが簡素化されるようです。ただし、毎年新たに申請は必要なので、スケジュールの確認は重要です。

情報の引き継ぎ

前年度にオンライン申請をしていれば、基本情報が引き継がれるため、入力の手間が省けるとのことです。

まとめ:制度活用のポイント

調べた内容をもとに、制度を効果的に活用するためのポイントをまとめると:

事前準備が重要

  1. 対象施設の確認:フリースクール選びの前に必須
  2. 早めの利用者登録:申請開始前に済ませておく
  3. 書類準備の時間:フリースクールへの依頼は早めに

申請時の注意点

  1. オンライン申請を活用:手続きが便利
  2. 書類不備の防止:事前によく確認
  3. 期限の厳守:申請期間を過ぎないよう注意

継続的な手続き

  1. 四半期報告:忘れずに実施
  2. フリースクールとの連携:報告書作成の協力
  3. 次年度の申請:継続利用でも毎年申請が必要

制度利用時の心構え

経済的負担の軽減効果

月額最大2万円の助成は、フリースクール利用における経済的負担を大幅に軽減してくれます。「フリースクールは高くて利用できない」と諦めていた家庭にとって、大きな支援になると思います。

手続きの複雑さへの理解

一方で、申請手続きや継続的な報告など、やることは結構多いなという印象もありました。ただ、子どもの教育環境を整えるための重要な制度なので、手間をかける価値は十分にあると思います。

長期的な視点

この助成制度は、単に費用を補助するだけでなく、フリースクール等の質向上にも取り組んでいるようです。長期的には、不登校の子どもたちにとってより良い教育選択肢が増えていくことが期待できそうです。

最後に

東京都のフリースクール助成制度は、不登校の子どもを持つ保護者にとって本当に助かる制度だと思います。手続きは多少複雑ですが、月額最大2万円の助成を受けられるメリットは大きいです。

これから申請を考えている方は、早めの情報収集と準備をお勧めします。不明な点があれば、遠慮なく事務局やフリースクールに相談してみてください。

※再度お断り:この記事は体験談風の解説記事であり、実際の体験談ではありません。制度について調べた内容をもとにした解説となります。最新の正確な情報は、必ず公式サイトでご確認ください。


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