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夏休み明けに「学校行きたくない」と言われたら——保護者が最初にできること

2026.08.18
夏休み明けに「学校行きたくない」と言われたら——保護者が最初にできることのアイキャッチ画像

結論:夏休み明けに子どもが「学校に行きたくない」と言い出すことは、生活リズムの変化や人間関係への不安など、さまざまな要因が重なって起きやすい時期です。まずは子どもの気持ちをそのまま受け止めることが出発点で、解決策を急ぐ前に「どんな気持ちか」を聴く姿勢が大切です。発達特性や感覚過敏など子ども自身の特性が関係している場合は、学校以外の選択肢や福祉サービスの活用も視野に入れられます。さいたま市周辺では、障害児相談支援事業所への相談が自己負担なしで利用できるため、一人で抱え込まず相談窓口を活用することをおすすめします。

夏休みが終わりに近づくころ、「学校に行きたくない」と言い出す子どもは少なくありません。突然のことに戸惑い、「どう受け止めればいいのか」「何が原因なのか」「このまま不登校になってしまうのでは」と不安を感じる保護者の方も多いでしょう。この記事では、夏休み明けに登校しぶりが起きやすい背景、家庭でできる関わり方、そして必要に応じて使える相談窓口について整理します。

夏休み明けの朝、玄関で立ち止まる子どもと見守る保護者
夏休み明けの登校しぶりは、多くの子どもに起こりうることです

夏休み明けに「学校に行きたくない」は珍しくない

夏休み明けに登校しぶりが起きやすい理由

長い夏休みの間、子どもの生活リズムは大きく変わります。起床・就寝時間のずれ、外出の減少、学校という集団生活からの離脱——これらが重なることで、学校生活への再適応に時間がかかる子どもは一定数います。文部科学省の調査では、不登校の新規発生が9月前後に増加する傾向が示されており(※詳細な統計数値については最新の公的データをご確認ください)、この時期に登校しぶりが起きやすいことは、教育・支援の現場でも広く認識されています。

「うちの子だけがおかしいのでは」と感じる必要はありません。夏休み明けは、多くの子どもにとって心身の切り替えが必要な時期です。

「行きたくない」の一言が意味すること

「学校に行きたくない」という言葉は、子どもが自分の状態を言語化できた一つのサインです。言葉にできているということは、保護者に伝えようとしているということでもあります。この言葉を頭ごなしに否定したり、すぐに「なぜ?」と問い詰めたりするよりも、まず「そう感じているんだね」と受け取ることが、その後の対話の土台になります。

「学校に行きたくない」背景にある主な要因

登校しぶりの背景は一つではありません。複数の要因が重なっていることも多く、保護者が「これが原因だ」と決めつけずに、子どもの様子を多角的に見ることが大切です。

生活リズムの乱れと身体的な疲れ

夏休み中に夜更かしや昼夜逆転が続いた場合、体内時計が乱れたまま新学期を迎えることになります。睡眠不足や疲労感が続いていると、朝起きること自体がつらくなり、「行きたくない」という形で現れることがあります。この場合、まず生活リズムを少しずつ整えることが助けになる場合があります。

友人関係・クラスへの不安

夏休み中に友人との関係が変化したり、2学期からクラス替えがあったりする場合、「あの子と仲良くできるか」「グループに入れるか」といった不安を抱える子どもは少なくありません。特に人間関係に敏感な子どもにとって、集団への再参加は大きなストレスになることがあります。

学習面でのつまずきや自信の低下

夏休みの宿題が終わっていない、1学期の内容が理解できていないまま2学期が始まる——こうした学習面の不安が「行きたくない」につながるケースもあります。「わからないまま授業が進む」という状況は、子どもにとって大きなプレッシャーになります。

発達特性や感覚過敏など、子ども自身の特性が関係するケース

発達障害や感覚過敏のある子どもにとって、学校という環境(騒音・集団行動・予測しにくいスケジュールなど)は、特有の負荷がかかる場所です。夏休みという「構造化されていない時間」が比較的過ごしやすかった分、学校生活への再適応がより難しく感じられることがあります。こうした特性が背景にある場合は、学校への働きかけだけでなく、福祉的な支援の視点も合わせて検討することが有効な場合があります。

さいたま市で使える不登校×障害の相談窓口
子どもの話を穏やかに聴く保護者
「どんな気持ち?」と問いかけ、子どもの言葉に耳を傾けることが出発点です

家庭でできる関わり方——まず「聴く」ことから

子どもの言葉をそのまま受け取る

「学校に行きたくない」と言われたとき、保護者としては「なぜ?」「どうすれば行けるの?」と解決策を探したくなるのは自然なことです。ただ、子どもが最初に必要としているのは、解決策よりも「自分の気持ちが受け取られた」という感覚であることが多いです。「そっか、行きたくないんだね」とまず受け取ることで、子どもは次の言葉を話しやすくなります。

「なぜ行かないの」より「どんな気持ち?」

「なぜ行かないの」という問いは、子どもに「理由を説明しなければならない」というプレッシャーを与えることがあります。一方、「学校のこと、どんな気持ちがする?」「何かつらいことある?」という問いかけは、子どもが自分の内側を言葉にしやすい余白を作ります。答えが出なくても、「話してもいい場所がある」と感じてもらうことが大切です。

無理に登校させることのリスクと判断の難しさ

「とにかく行かせれば慣れる」という考え方が通じる場合もありますが、子どもの状態によっては、無理な登校が心身への負荷を高め、その後の回復をより難しくするケースもあります。一方で、休み続けることが必ずしも最善とも言い切れません。子どもの様子(食欲・睡眠・表情・会話の量など)を観察しながら、学校や専門機関と連携して判断することが現実的です。保護者一人で正解を出そうとしなくて構いません。

学校以外の選択肢と、相談できる窓口

「学校以外の選択肢」を考えることの意味

「学校に行くこと」が子どもにとって唯一の学びの場ではありません。フリースクール、放課後等デイサービス、在宅学習、ICTを活用した学習支援など、子どもの状態や特性に合わせた多様な場が存在します。「学校以外の選択肢を考える」ことは、学校を諦めることではなく、子どもにとって無理のない形で社会とつながる道を探すことです。

障害のある子どもや支援が必要な子どもの場合——相談支援事業所という選択肢

発達障害の診断がある、または障害の疑いがある子どもの場合、福祉サービスを活用した支援が選択肢に加わります。その際に相談窓口となるのが「相談支援事業所」です。相談支援事業所では、子どもの状況を整理したうえで「障害児支援利用計画」を作成し、どのような支援が必要かを一緒に考えてくれます。障害児相談支援事業の仕組みと利用の流れ利用にあたっての費用は、市区町村が負担する仕組みのため、保護者の自己負担はありません(※制度の詳細は市区町村の窓口または事業所にご確認ください)。

発達障害の子どもの相談先と相談支援事業所の役割

こども相談支援 Un-School計画(さいたま市)の概要

さいたま市浦和区を拠点とする「こども相談支援 Un-School計画」は、障害児相談支援を行う相談支援事業所です。「学校以外の選択肢を作る」という視点を大切にしており、既存の枠にとらわれない柔軟な計画作成を強みとしています。IT教育現場との連携も視野に入れた支援の提案を行っているとのことですが、具体的な連携内容・実績については事業者への直接確認をおすすめします。2024年に新規オープンした事業所です。

  • 対象:未就学児〜高校生(福祉サービスの利用を検討している保護者)
  • 対応地域:埼玉県さいたま市周辺
  • 住所:埼玉県さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2・3階
  • 営業時間:月曜日 10:00〜17:00
  • 費用:無料(市区町村負担のため自己負担なし)

相談支援事業所への相談の流れと費用

障害児相談支援は自己負担なしで利用できる

障害児相談支援事業は、児童福祉法に基づく公的サービスです。相談支援事業所が行う「障害児支援利用計画」の作成およびモニタリングにかかる費用は、市区町村が負担する仕組みになっており、保護者の自己負担は原則ありません。「費用がかかるのでは」という心配から相談をためらっている場合は、その点は安心して問い合わせてみてください(※自己負担の有無は市区町村の制度に基づくため、詳細は窓口にご確認ください)。

障害児相談支援事業の使い方と流れ

相談から計画作成・モニタリングまでの流れ

一般的な流れとして、まず相談支援事業所に問い合わせ・面談を行い、子どもの状況や保護者の希望を共有します。その後、市区町村への申請を経て「障害児支援利用計画」が作成され、福祉サービスの利用が始まります。利用開始後も定期的なモニタリングを通じて、計画の見直しや支援の調整が行われます。「まず話を聞いてもらうだけ」という段階から相談できる事業所が多いため、「まだ診断が出ていない」「何から始めればいいかわからない」という状態でも問い合わせてみることができます。

どんな子どもが対象になるか

障害児相談支援の対象は、障害のある子ども(または障害の疑いがある子ども)で、放課後等デイサービスや児童発達支援などの福祉サービスの利用を検討している場合です。「学校に行きたくない」という状況だけで直ちに対象になるわけではありませんが、発達特性や感覚過敏、コミュニケーションの困難さなどが背景にある場合は、相談支援事業所への問い合わせが一つの入口になります。「うちの子は対象になるのか」という点も含めて、まず相談してみることをおすすめします。

さいたま市周辺で子どもの「学校に行きたくない」に悩んでいる保護者の方へ

「こども相談支援 Un-School計画」では、障害のある子どもや支援を必要とする子どもの保護者からの相談を受け付けています。まずは話を聞いてもらうだけでも構いません。費用は自己負担なしで利用できます。

こども相談支援 Un-School計画 公式サイト・相談窓口はこちら

(営業時間:月曜日 10:00〜17:00 / 埼玉県さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2・3階)

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