さいたま市で不登校の小学生が受給者証を使えるサ
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結論:さいたま市で不登校の小学生が受給者証を使って利用できる主な福祉サービスは、①放課後等デイサービス(療育・学習支援・ものづくりなど)と②保育所等訪問支援(専門員が学校に直接訪問)の2種類です。放課後等デイサービスは「学校に登校していること」を利用要件としておらず、受給者証があれば不登校の状態でも利用できます。費用は世帯収入に応じた負担上限月額制度が適用されるため、家計負担を抑えながら継続的な支援を受けることが可能です。受給者証の取得は、区役所の福祉課または相談支援事業所への相談から始められます。
「受給者証は発達障害の診断を受けた子どもが使うもの」と思っていた保護者の方も少なくないかもしれません。しかし実際には、不登校の小学生であっても、発達上の支援が必要と認められれば受給者証を取得でき、療育・学習支援・ものづくりなど多様な福祉サービスを公費補助のもとで利用できます。この記事では、さいたま市で受給者証を使って利用できるサービスの種類・取得フロー・費用の仕組み・選び方の判断軸を整理します。
受給者証とは何か|不登校の小学生でも使える理由
受給者証は障害福祉サービスを利用するための証明書
受給者証(障害児通所受給者証)は、障害のある子どもや発達上の支援が必要な子どもが、放課後等デイサービスや保育所等訪問支援などの障害児通所支援を利用するために市区町村から交付される証明書です。利用できるサービスの種類・支給量(利用日数の上限)・負担上限月額などが記載されています。
「学校に登校していること」は利用要件ではない
放課後等デイサービスは、児童福祉法第6条の2の2に基づく障害児通所支援の一つです。対象は原則として6〜18歳(就学児)の障害のある子ども、または発達上の支援が必要と認められた子どもとされており、「学校に在籍していること」は要件として定められていません。つまり、不登校であっても受給者証が交付されていれば利用できます(出典:un-school.net)。
学校に行けていない状態だからこそ、日中の居場所・学習の機会・社会とのつながりを確保するうえで、放課後等デイサービスが重要な役割を果たすことがあります。
診断書がなくても相談・申請できる場合がある
受給者証の取得に際して、医師の診断書が必ず必要というわけではありません。発達上の困りごとや不登校の状態を踏まえて、相談支援事業所や区役所の福祉課が申請をサポートするケースもあります。ただし、さいたま市内でも窓口によって運用が異なる場合があるため、「診断書がないと申請できないのでは」と思い込まず、まず相談支援事業所または区役所の福祉課に問い合わせることをお勧めします。
受給者証で使える主な福祉サービスの種類
放課後等デイサービス|療育・学習支援・ものづくりなど多様な支援
放課後等デイサービスは、学校の放課後や長期休暇中に、生活能力の向上・社会との交流促進・学習支援などを行う通所型の支援です。施設によって支援の方向性は大きく異なり、運動療育・SST(ソーシャルスキルトレーニング)・個別学習支援・ITものづくり型など、さまざまなスタイルがあります。不登校の小学生の場合、日中の時間帯に通所できる施設もあるため、居場所としての機能も期待できます。
保育所等訪問支援|専門員が学校に直接訪問して集団生活を支援
保育所等訪問支援は、専門の支援員が子どもの通う保育所・幼稚園・小学校・中学校などに直接訪問し、集団生活への適応を支援するサービスです。法令上の対象施設には小学校・中学校も含まれるため、小学生でも利用できます。学校との連携を通じて、担任教師への助言や環境調整なども行われます。不登校の状態にある子どもが学校との関係を少しずつ再構築していく段階で、活用を検討できる選択肢の一つです。
2つのサービスは「どちらか」ではなく目的で使い分ける
放課後等デイサービスは「子ども自身が通所して支援を受ける場」、保育所等訪問支援は「支援員が学校に出向いて環境を整える仕組み」という点で、役割が根本的に異なります。子どもの現在の状態(学校との距離感・集団への適応度)に応じて、どちらか一方を選ぶのではなく、目的に応じて組み合わせることも可能です。放課後等デイサービスと保育所等訪問支援の役割の違いと組み合わせ方
さいたま市での受給者証の取得フロー
さいたま市で受給者証を取得するまでの流れは、おおむね以下の4ステップです(出典:un-school.net)。
ステップ1:区役所の福祉課または相談支援事業所に相談する
まず、お住まいの区の区役所福祉課、または地域の相談支援事業所に相談します。「どこに相談すればよいかわからない」という場合は、さいたま市の各区役所の障害福祉担当窓口が入口になります。埼玉県教育委員会も、子どもと保護者が相談できる窓口一覧(さいたま市・南部エリア)をPDFで公開しており、相談先を探す際の参考になります(出典:埼玉県教育委員会公式)。
ステップ2:障害児支援利用計画案を作成する
相談支援事業所が、子どもの状態・ニーズ・利用したいサービスを踏まえた「障害児支援利用計画案」を作成します。この計画案には、放課後等デイサービスやフリースクールなど学校以外の学び場を組み込むことができ、計画作成にかかる費用は自己負担なしで整えることができます。
ステップ3:市に申請し受給者証の交付を受ける
計画案をもとに市に申請を行い、審査を経て受給者証が交付されます。受給者証には利用できるサービスの種類・支給量・負担上限月額が記載されます。
ステップ4:利用したい事業所と契約してサービスを開始する
受給者証を持参して、利用したい放課後等デイサービスや保育所等訪問支援の事業所と契約を結び、サービスを開始します。見学・体験利用を経てから契約する施設が多いため、複数の施設を比較してから決めることができます。
費用の仕組み|負担上限月額制度とは
世帯収入に応じた負担上限月額
放課後等デイサービスや保育所等訪問支援の費用は、世帯収入に応じた「負担上限月額」の制度が適用されます。月に何日利用しても、この上限額を超えて請求されることはありません。負担上限月額の区分や具体的な金額は制度改正により変わる場合があるため、最新の情報はさいたま市の窓口または利用を検討している事業所にご確認ください。
施設間で費用差が小さい理由
放課後等デイサービスの利用料は、国が定めた報酬単価をもとに算定されます。保護者が支払う自己負担額は負担上限月額の範囲内に収まるため、施設ごとに大きな費用差は生じにくい仕組みになっています。「どの施設が安いか」よりも「どの施設が子どもに合うか」を軸に選ぶことが、結果的に継続につながります。
さいたま市の最新動向|制度変更と支援の変化
不登校等支援センター「Growth」は令和7年度末で活動終了
さいたま市教育委員会が令和4年4月に設立した不登校等児童生徒支援センター「Growth」は、ICTを活用したオンライン学習支援やメタバースを活用した支援環境を提供していましたが、令和7年度末をもって活動を終了します(出典:さいたま市公式)。
今後は教育支援センター6か所にオンライン支援を導入
Growthの活動終了後は、市内6か所にある教育支援センターでの活動にオンライン支援を導入する方針が示されています(出典:さいたま市公式)。教育的支援の窓口が変わるため、現在Growthを利用している、または利用を検討していた保護者は、最新の情報をさいたま市教育委員会に確認することをお勧めします。
なお、教育支援センターは教育委員会が運営する教育的支援の場であり、障害福祉サービスである放課後等デイサービスとは制度が異なります。両者を組み合わせて活用することも可能です。さいたま市で不登校の子どもが使える支援・居場所の全体像
フリースクール等連絡協議会による民間連携の仕組み
さいたま市は、市立小・中学校に在籍する不登校の児童生徒を支援するため、民間団体と学校・教育機関の連携を促進する「さいたま市フリースクール等連絡協議会」を設置しています(出典:さいたま市公式)。フリースクールは受給者証の対象外ですが、放課後等デイサービスと並行して利用する選択肢として検討できます。フリースクールと放課後等デイサービスの費用の違い
放課後等デイサービスの選び方|不登校の小学生向けの判断軸
集団か個別か|子どもの状態に合った環境を選ぶ
不登校の背景には、集団への適応の難しさが関係していることがあります。集団活動が中心の施設では、かえって負担になる場合もあるため、個別療育のコマが設定されているかどうかを確認することが重要です。見学時に「集団と個別の比率」「1回あたりの定員」を確認しておくと、子どもの状態に合った環境かどうかを判断しやすくなります。
何を育てたいか|療育の方向性で絞る
放課後等デイサービスの支援スタイルは施設によって大きく異なります。運動療育・SST特化型・個別学習支援型・ITものづくり型など、それぞれ育てたい力の方向性が異なります。「学習の遅れを取り戻したい」「自己肯定感を回復させたい」「社会とのつながりを作りたい」など、今の子どもに最も必要なことを起点に絞り込むと選びやすくなります。発達障害・不登校の小学生の学習支援の選択肢
送迎エリアが合うか|通いやすさも継続の条件
どれだけ内容が良い施設でも、送迎エリア外であれば継続が難しくなります。施設ごとに送迎対応エリアが異なるため、見学・問い合わせの段階で自宅からの送迎が可能かどうかを確認しておきましょう。
ものづくり療育が気になる方へ|FabriCoの見学・相談について
3Dプリンターやプログラミングを使った個別療育に興味がある場合は、まず見学・相談からご利用いただけます。受給者証の取得前でも相談可能です。
ものづくり型療育という選択肢|FabriCoの支援スタイル

3Dプリンター・LEGO・Scratchで「自分のアイデアを形にする」体験
さいたま市浦和区上木崎に拠点を置く放課後等デイサービス「FabriCo」は、「ものづくり(Fabrication)」をテーマにした療育を提供しています。3Dプリンター・LEGO・Scratch・KOOVといったデジタル・アナログ双方の工作ツールを使い、子ども自身のアイデアを実際に形にする体験を積み重ねます。釣り竿やかごなどの制作実績があり、「作れた」という達成感が自己肯定感の回復につながるアプローチを、14年間のものづくり教育の実績のもとで実施しています。
集団が苦手な子向けの個別療育コマとWeb学習(デキタス)の併用
FabriCoでは、集団活動が難しい不登校傾向の子ども向けに個別療育のコマを設定しています。また、Web学習システム「デキタス」を使った学習支援を療育と並行して実施しており、「学習の遅れが気になる」という保護者の不安にも対応しています。2022年10月の開所以来、2023年4月より全コマ制運営に移行し、児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を提供しています。
さいたま市浦和区・与野エリアでの送迎対応
FabriCoは与野・新都心エリアに位置し、送迎は片道20分圏内まで対応しています。さいたま市内の広い範囲からアクセスが可能です。料金は受給者証の負担上限月額に準じるため、世帯収入に応じた自己負担額の範囲内で利用できます。最新の負担上限月額や送迎エリアの詳細は、公式サイトまたは窓口でご確認ください。受給者証の取得前でも相談を受け付けています。
よくある質問
不登校の小学生は放課後等デイサービスを利用できますか?
はい、利用できます。放課後等デイサービスは「学校に登校していること」を利用要件としていないため、不登校の状態であっても受給者証が交付されていれば利用できます。
受給者証の取得に医師の診断書は必要ですか?
必ずしも必要ではない場合があります。ただし、さいたま市内でも窓口によって運用が異なるため、まず相談支援事業所または区役所の福祉課に相談して確認することをお勧めします。
受給者証を取得するまでどのくらいの期間がかかりますか?
申請から交付までの期間は自治体や状況によって異なります。さいたま市の場合は、相談支援事業所への相談から計画案の作成・申請・交付まで、おおむね数週間〜2か月程度かかることが多いとされています。詳細は区役所の福祉課にご確認ください。
放課後等デイサービスとフリースクールは同時に利用できますか?
はい、制度上は並行して利用することが可能です。放課後等デイサービスは受給者証を使った障害福祉サービス、フリースクールは民間の居場所であり、制度が異なります。さいたま市ではフリースクール等連絡協議会が設置されており、民間団体と学校・教育機関の連携が促進されています。
さいたま市の不登校支援センター「Growth」はまだ利用できますか?
Growthは令和7年度末をもって活動を終了する予定です。今後は市内6か所の教育支援センターにオンライン支援が導入される方針です。最新情報はさいたま市教育委員会にご確認ください。
参考・出典
- un-school.net:放課後等デイサービスが不登校でも利用できる法的根拠と対象要件の説明
- un-school.net:さいたま市における受給者証取得の4ステップフローの根拠
- さいたま市公式:Growthの令和7年度末活動終了と教育支援センターへのオンライン支援導入の根拠
- さいたま市公式:さいたま市フリースクール等連絡協議会の設置と民間連携の仕組みの根拠
- 埼玉県教育委員会公式:埼玉県教育委員会が公開する相談窓口一覧PDFを相談先の補足情報として紹介
- famcampus.jp:Growthの設立経緯とICT活用支援の概要説明
受給者証の活用について、まずFabriCoに相談してみませんか
さいたま市浦和区・与野エリアで、3Dプリンターやものづくりを通じた療育を提供しています。受給者証の取得前でも相談を受け付けています。送迎は片道20分圏内まで対応しています。