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発達障害の子どもがプログラミング教室を利用する方法|さいたま市の保護者向けガイド

2026.08.29
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結論:発達障害のある子どもがプログラミングを学ぶ方法は、①一般のプログラミング教室に通う、②IT・ものづくりを取り入れた放課後等デイサービスを利用する、の2つです。後者は受給者証があれば世帯の住民税課税状況に応じた月額上限(0円・4,600円・37,200円のいずれか)で利用でき、療育と組み合わせてプログラミング学習を受けられます。子どもの特性(集団の得意・不得意、感覚過敏など)と学習目的を整理してから見学・体験を申し込むのが最初のステップです。さいたま市では相談支援事業所を通じて受給者証の取得手続きを進めることができます。

発達障害のある子どもにプログラミングを学ばせたいと考えたとき、「どこに通わせればよいか」「集団が苦手でも大丈夫か」「費用はどのくらいかかるか」といった疑問が重なりやすいものです。選択肢は大きく2つあり、一般のプログラミング教室に通う方法と、IT・ものづくりを取り入れた放課後等デイサービスを利用する方法です。どちらが合うかは子どもの特性と学習目的によって異なります。この記事では、さいたま市在住の保護者を対象に、制度の仕組み・費用・選び方の判断軸・利用開始までの手順を順に説明します。

発達障害の子どもがプログラミングを学ぶ選択肢は2つある

プログラミングを学ぶ場として、現在は「一般のプログラミング教室」と「IT・ものづくりを取り入れた放課後等デイサービス(放デイ)」の2つのルートが存在します。それぞれの特徴を理解したうえで、子どもの状況に合った選択をすることが重要です。

一般のプログラミング教室を選ぶ場合

一般のプログラミング教室は、ScratchやPythonなどのプログラミング言語を学ぶことを主目的とした民間サービスです。発達障害のある子どもが通えるかどうかは教室によって異なり、少人数制・マンツーマン対応・感覚過敏への配慮といった点を個別に確認する必要があります。費用は全額自己負担となり、受給者証は使えません。学習の進度や内容の自由度が高い一方で、療育的なサポートは基本的に含まれません。

IT・ものづくりを取り入れた放課後等デイサービスを選ぶ場合

放課後等デイサービスは、障害のある子ども(主に6〜18歳)が放課後や長期休暇中に利用できる福祉サービスです。近年は、プログラミングやデジタルものづくりを療育プログラムに組み込んだ事業所が増えています。受給者証を取得すれば、世帯の住民税課税状況に応じた月額上限の範囲内で利用でき、上限を超えた分は公費が負担します。療育スタッフによる個別支援を受けながらプログラミングを学べる点が、一般教室との大きな違いです。

2つの選択肢を比較するときの判断軸

どちらを選ぶかを判断するときは、以下の3点を整理すると方向性が見えやすくなります。

比較項目 一般のプログラミング教室 放デイ型(IT・ものづくり系)
費用 全額自己負担(受給者証不可) 受給者証で月額上限内(0円〜37,200円)
療育・個別支援 基本的に含まれない 療育スタッフによる支援あり
集団・個別の選択 教室による(要確認) 個別療育コマを設ける事業所もある
学習内容の専門性 プログラミングに特化しやすい ものづくり・生活スキルと組み合わせ
送迎 基本的に保護者が対応 送迎サービスを提供する事業所が多い

「プログラミングの技術を集中的に伸ばしたい」という場合は一般教室が向いていることもありますが、「療育と組み合わせながら自己肯定感や社会性も育てたい」「費用の負担を抑えたい」という場合は放デイ型が選択肢になります。

放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶ際の費用と制度

受給者証とは何か・どうやって取得するか

受給者証(通所受給者証)は、障害児通所支援(放課後等デイサービス・児童発達支援など)を利用するために必要な証明書です。市区町村が発行し、利用できるサービスの種類・支給量(利用可能な日数)・利用者負担の上限月額などが記載されています。取得には、市の障害福祉窓口または相談支援事業所への相談が出発点となります。さいたま市で利用できる支援の種類・相談の流れ・相談支援事業所の役割

利用者負担の月額上限と公費負担の仕組み

放課後等デイサービスの利用者負担は原則1割ですが、世帯の住民税課税状況に応じた月額上限が設けられており、上限を超えた分は公費が負担します。月額上限は0円・4,600円・37,200円の3区分です(競合事業所の公開情報および制度解説資料より)。実際の負担額は世帯の課税状況によって異なるため、詳細はさいたま市の窓口または相談支援事業所に確認してください。なお、制度は改正される場合があるため、最新情報は市の公式サイトでご確認ください。

さいたま市で受給者証を取得する際の相談先

さいたま市では、各区の障害福祉課や相談支援事業所が受給者証の取得をサポートしています。相談支援事業所は、子どもの状況に合った支援計画(障害児支援利用計画)を一緒に作成してくれる公的な窓口で、費用はかかりません。さいたま市で利用できる支援の種類・相談窓口・障害児支援利用計画の仕組みどこに相談すればよいか迷う場合は、まず学校のコーディネーターや市の窓口に問い合わせるところから始めるとよいでしょう。

子どもの特性に合った教室を選ぶポイント

集団が苦手な子どもには個別対応の有無を確認する

発達障害のある子どもの中には、集団の場で活動することに強いストレスを感じる場合があります。見学や体験の際には、「個別療育のコマがあるか」「集団活動と個別活動をどのように組み合わせているか」を具体的に確認することが重要です。事業所によっては、集団プログラムと個別コマを並行して設けており、子どもの状態に応じて柔軟に対応できる体制を整えているところもあります。

使用教材が子どもの興味と合っているか確認する

プログラミング系の活動で使われる教材は事業所によって異なります。LEGOを使ったロボット制作、Scratchによるビジュアルプログラミング、KOOVのようなブロック型プログラミングキット、3Dプリンターを使った造形など、教材の種類によって子どもが感じる「楽しさ」は大きく変わります。事前に「どんな教材を使っているか」「実際に何を作るか」を確認し、子どもの興味と照らし合わせてみてください。

送迎・営業時間など生活面の条件を整理する

放課後等デイサービスは平日の放課後が主な利用時間帯です。送迎サービスの有無・対応エリア・利用できる曜日と時間帯が、実際に継続して通えるかどうかに直結します。保護者の就労状況や子どもの下校時間と照らし合わせて、無理なく続けられる条件かどうかを見学時に確認しておくと安心です。

放課後等デイサービスでものづくり活動に取り組む子どもとスタッフ
IT教材とものづくりを組み合わせた活動は、子どもの「やってみたい」という気持ちを引き出しやすい

プログラミング×ものづくりで育つ力:FabriCoの取り組みを例に

さいたま市浦和区(与野・新都心エリア)にある放課後等デイサービス「FabriCo(ファブリコ)」は、「ものづくり(Fabrication)」をテーマに、IT教育と療育を組み合わせた支援を行っています。14年間のものづくり教育の実績を持ち、2022年10月に開所、2023年4月より全コマ制運営に移行しています。以下では、FabriCoの取り組みを具体例として、放デイ型のプログラミング学習がどのようなものかをイメージしていただけるよう紹介します。

LEGO・Scratch・KOOVから3Dプリンターへ:段階的なものづくり体験

FabriCoでは、LEGO・Scratch・KOOV・3Dプリンターを教材として使用しています。LEGOやScratchは視覚的・直感的に操作できるため、プログラミングの概念に初めて触れる子どもでも取り組みやすい入口になります。KOOVはブロックとプログラミングを組み合わせた教材で、試行錯誤しながら動くものを作る体験ができます。さらに3Dプリンターを使った制作では、釣り竿やかごなど実際に使える物を自分のアイデアから形にする体験が可能です。「自分が考えたものが実物になる」という体験は、子どもの達成感と自己肯定感につながりやすいと考えられています。

集団が苦手な子どもへの個別療育コマとWeb学習の組み合わせ

FabriCoでは、集団活動が苦手な子ども向けに個別療育のコマを設定しています。プログラミングやものづくりの活動も、集団参加を強制されない形で取り組める環境が整っています。また、Web学習システム「デキタス」を並行して利用することで、学習支援と療育を同時に受けられる仕組みになっています。学校の授業についていくことへの不安がある子どもにとっても、学習面のサポートを受けながらものづくりに取り組める点は、通いやすさにつながります。

FabriCoのものづくり療育、まずは見学・体験から

LEGO・Scratch・KOOV・3Dプリンターを使ったプログラミング×ものづくりの活動や、個別療育コマの詳細が気になる方は、お気軽に見学・体験をお申し込みください。さいたま市浦和区(与野・新都心エリア)で、片道20分圏内の送迎にも対応しています。

見学・体験を申し込む

自己肯定感とコミュニケーション力をどう育てるか

FabriCoが目指しているのは、単なるプログラミングスキルの習得ではなく、IT教育を通じた自己肯定感とコミュニケーション力の向上です。自分のアイデアを形にする体験を繰り返すことで、「自分にもできる」という感覚が積み重なっていきます。また、作ったものを他者に見せたり説明したりする場面が、自然なコミュニケーションの練習になります。送迎は片道20分圏内まで対応しており、保護者の送迎負担を軽減できる点も、継続して通うための条件として重要です。

見学・体験から利用開始までの流れ

ステップ1:相談支援事業所または市の窓口に相談する

放課後等デイサービスを利用するには、まず受給者証の取得が必要です。相談支援事業所または各区の障害福祉課に相談し、子どもの状況を伝えながら手続きを進めます。相談支援事業所では、子どもに合った支援計画の作成もサポートしてもらえます。さいたま市で使える相談窓口の種類と役割の違い、自己負担なしで利用できる福祉制度の仕組み受給者証の取得には一定の期間がかかる場合があるため、利用を検討し始めたら早めに動くことをおすすめします。

ステップ2:見学・体験申し込みで確認すべきこと

見学・体験の際には、以下の点を確認しておくと判断しやすくなります。

  • 個別療育のコマがあるか、集団と個別をどう組み合わせているか
  • 使用している教材の種類と、実際にどんな活動をしているか
  • スタッフの配置人数と、子どもへの関わり方の方針
  • 送迎の対応エリアと時間帯
  • 学習支援(学校の宿題対応など)の有無
  • 保護者との連絡・情報共有の方法

子どもを連れて体験に参加することで、実際の雰囲気や子どもの反応を確認できます。複数の事業所を見学・体験してから決めることも、子どもに合った場所を選ぶうえで有効です。

ステップ3:受給者証交付後に契約・利用開始

受給者証が交付されたら、利用したい事業所と契約を結び、利用開始となります。契約時には、支給量(月に利用できる日数)・利用者負担の上限月額・個別支援計画の内容などを確認します。利用開始後も、子どもの状況や支援の内容について定期的に事業所と情報共有しながら、必要に応じて支援計画を見直していくことが大切です。発達障害のある子どもの習い事と可能性を広げる学びの場

よくある質問

受給者証がなくても放課後等デイサービスは利用できますか?

放課後等デイサービスの利用には受給者証が必要です。まず市の障害福祉窓口または相談支援事業所に相談し、取得手続きを進めてください。取得には一定の期間がかかる場合があるため、早めに動くことをおすすめします。

集団活動が苦手な子どもでも放デイ型のプログラミング活動に参加できますか?

事業所によっては、集団が苦手な子ども向けに個別療育のコマを設けているところがあります。見学・体験の際に「個別対応の有無」を具体的に確認してください。

放課後等デイサービスの費用はどのくらいかかりますか?

利用者負担は原則1割ですが、世帯の住民税課税状況に応じた月額上限(0円・4,600円・37,200円の3区分)が設けられており、上限を超えた分は公費が負担します。詳細はさいたま市の窓口または相談支援事業所にご確認ください。

一般のプログラミング教室と放デイ型、どちらが発達障害の子どもに向いていますか?

「プログラミング技術を集中的に伸ばしたい」場合は一般教室が向いていることもありますが、「療育と組み合わせながら自己肯定感も育てたい」「費用を抑えたい」「送迎サービスを使いたい」という場合は放デイ型が選択肢になります。子どもの特性と目的を整理してから選ぶことが重要です。

さいたま市でプログラミングを取り入れた放課後等デイサービスを探すにはどうすればよいですか?

相談支援事業所や市の障害福祉窓口に相談すると、地域の事業所情報を案内してもらえます。また、LITALICO発達ナビなどの情報サイトで「さいたま市」「放課後等デイサービス」で検索し、プログラミング・ものづくりを特色とする事業所を絞り込む方法もあります。

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